運動してはいけない時期を見極めて、より安全なマタニティライフを送りましょう!
妊娠中の運動は、安産につながり、マタニティ期を快適に過ごすためにも欠かせない一つです。
普段、運動習慣がない方でも妊娠をきっかけに軽い運動を始めてみてはいかがでしょうか。
ここでは、妊娠後、運動を始める前に身体に良い運動を確認しましょう。
◆妊娠中の運動はいつからOK?
妊娠初期で出血している間や、妊娠後期は控えることをおすすめします。
その他、無理なく気持ちいいと感じる程度の運動であれば、してはいけない時期というのは、特にありません。
◆妊娠・出産にいい運動習慣は?
妊娠中は、全身の筋肉を使い、酸素を十分に取り入れる有酸素運動がおすすめです。
無理のない有酸素運動は、リフレッシュ効果があります。
さらに、早産リスクを増加させずに筋肉や柔軟性を養い、血行を促して、体力向上が期待できます。
また、低出生体重児(赤ちゃんの出生体重が2,500g未満になること)のリスクを軽減すると医学的な研究で明らかになっています。
運動習慣の目安として、60分以内の軽い有酸素運動を体調の良いときに行うとよいと考えられています。
体調第一で、無理をしないことが大切です。
日頃、運動習慣のなかった人は、「赤ちゃんのため」や「運動しないと」と頑張りすぎずに、自分のできることから、始めるようにしましょう。
◆運動してはいけないときもある?
心疾患、呼吸器疾患や切迫、妊娠高血圧、性器出血など妊娠の経過に影響がある場合は、安静にしましょう。
また、担当の主治医によく相談することにしましょう。
◆妊娠中におすすめの運動はなに?
妊娠中に気軽に行える有酸素運動には、どのようなものがあるでしょうか。
▪安全かつ、続けやすいウォーキング
手軽に始められ、疲れたときはすぐにやめられるウォーキング。
強度も低く、安全性も高いのでおすすめです。
転倒に気をつけて、自分のペースで歩きましょう。
▪呼吸を意識して行うマタニティフィットネス
トレーナーの指導の元、呼吸を意識しながら行う運動は、妊婦さんにも人気が高く、おすすめです。
▪日々の生活に運動を取り入れる
例えば、階段の登り降りなどのことです。
出産に向けて下肢を鍛えることができます。
特別に時間を費やすこともなく、日々の生活の中に運動を取り入れることができます。
◆まとめ
妊娠中もなるべく普段のライフスタイルを変えずに、特別な運動をしようと思わず、生活の中でこまめに身体を動かしたり、歩いたりするように心がけましょう。
それだけでも十分な運動になります。
運動を頑張って体力向上や筋力の維持をすることは大切ですが、無理は禁物です。
健康を保ち、無理のない運動をし、出産に備えるようにしましょう。