うつに効く運動・睡眠。生活を整えて少しずつ改善しよう。
◆運動によるうつ病の予防効果とは
うつ病になると、「意欲減退」「興味喪失」「倦怠感」などの症状が起こるようになり、身体を動かすことすら辛くなる方もいらっしゃいます。
ただ、もともと運動習慣がない方が、1日中体調不良を理由に歩くことや動くことをしなくなると、筋力や体力低下が顕著に表れてしまいます。
いざ、動こうとしたときに、思ったように動けないとさらに気持ちが落ち込んでしまいます。
そうならないためにも、無理のない運動は必要だと考えられます。
◆運動のうつ病改善効果
うつ病になる原因として、神経伝達物質のひとつであるセロトニンの分泌が少ないことが要因として挙げられます。
有酸素運動がセロトニンの分泌を促進することも分かっています。
つまり、ゆっくりと適度な運動を続けることで、セロトニンの分泌が促され、心の安定を図ることができるのです。
また、体を動かすことで食欲を促進し、栄養補給をすることで活動的に生活できるきっかけにもなります。
他にも、運動は睡眠の質を向上させます。
運動習慣のある人は、寝付きがよく、深い睡眠をとれる、途中で目を覚ます中途覚醒が少ないということが分かっています。
睡眠の質が向上すると、日中の気分の向上にもつながることが期待できます。
◆体内時計を乱さない
うつ病を引き起こしたときに、睡眠や起床などの生活リズムを乱さないことが大切です。
不安や落ち込みが強いと夜なかなか眠れないが、睡眠不足はうつの大敵です。
日中に散歩や日光を浴びると夜眠りやすくなります。
そして、眠る際はカーテンを10cmほど開けて寝ることをおすすめします。
朝目覚める前に体が光を感知して、起きる準備をしてくれるので比較的ラクにきることができるでしょう。
◆おすすめの運動
手軽にできるウォーキングがおすすめ。
歩くことで血流が良くなり、セロトニンも増える。
また、体力の回復にも役立ちます。
◆まとめ
うつ病になったことで自分を責めないようにしましょう。
なってしまったものは仕方ないのです。
なぜなってしまったのだろう。と悩まずに一つずつ前へ進んでいきましょう。
まずはできるだけ、夜に寝て朝に起きること。
そして光を浴びて、軽く外を歩きましょう。
無理なく身体にプラスになる生活を心がけていきましょう。